『定年バカ』勢古浩爾

投稿者: | 2018年3月6日

定年バカ』は、とても耳が痛い思いで読んだ。団塊の世代が定年を迎えようとしている頃に、「定年本」が沢山出版された。この本は、そういう本の辛口書評のような本だ。「定年本」に踊らされているのではないか、という疑問に満ちた本だ。

僕もそういう本を読み、年金生活に入ったら、そういう本に書かれているような生活をしなくてはと、素直に思っていた。でも、確かに人それぞれであるし、何かしなくてはならないと言うこともなく、何もしないでもそれはそれで、その人が満足していれば、それはそれで良いのだと思う。この本を読んで、初めて客観的に考えることができた気がする。

定年後のお金の心配やセカンドライフの生きがい。健康が一番と言うことは当然だけど、心配しても心配のしようがない。病気になる時には、病気になるのだ。定年後は地域デビューとか、社会と繋がっていないといけないとか。でも、せっかく社会から一歩離れたのだから、孤独を楽しむこともまた良しだと思う。

終活は流行りのようなものかも知れない。物を減らすことも、僕個人としてはやっておきたいことなんだけど、それはそれで人それぞれかも知れない。千人いれば千の自分の「意味」があるのであって、定年本に書かれたように、皆がそれに習うことはない。まさにそのとおりだと思った。そういう冷静さを思い出させてくれる本だった。
(18冊目/2018年)


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