『蜜蜂と遠雷』恩田陸

投稿者: | 2017年12月3日

恩田陸作品は、この『蜜蜂と遠雷』で読むのは二作目。ずっと前から知っている作家さんだけど、それほど沢山は読んでいない。本屋大賞と直木賞受賞ということで、この本を読みたくなって、買っておいた。

読みたいけど、なかなか読み始められない本がある。この本のハードルは、結構高かった。買うことは迷わなかったけれど、捲った時のページ構成が二段組みだったこと、500ページを越える分厚い本だったこと、そして僕には縁遠いクラシックに関する本だったことなど。

読み始めて、とても面白い作品であることが分かった。でも、読むスピードは上がらなかった。ページを捲るスピードが速くなったり、遅くなったり、停滞したりした。読みにくささえ感じた部分もあるけれど、だからと言って読むのを止めたいかと言うと、そうではなかった。面白くないわけではなく、とても面白いと思った。『夜のピクニック』とは違った面白さだ。

3年に1回開催される芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台とした物語。コンクールは、優勝候補のマサル・カルロス・レヴィ・アナトールや天才少女と言われたが13歳の時母の死去以来ピアノが弾けなかった栄伝亜夜、養蜂家の父と各地を転々とするピアノを持たない少年風間塵、楽器店勤務のサラリーマンの高島明石など、それぞれのコンテスタント達の視点からそれぞれの人生とピアノを通した人生が描かれている。特に栄伝亜夜と風間塵の関わり方が面白い。

クラシックは全くと言ってほど詳しくない僕だけど、この本を読み進めていると、この小説に出て来る曲を聴いてみたくなる。どうやらそう思うのは僕だけではないようで、検索してみたら、『『蜜蜂と遠雷』ピアノ全集[完全盤](8CD)』と言うCDも発売されているようだ。さっそくApple Musicで検索してみたら、該当があった。
(70冊目/2017年)


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