『その手をにぎりたい』柚木麻子

柚木麻子さんの作品は、『ランチのアッコちゃん』を2013年12月に読んだのが初めてで、この『その手をにぎりたい』で二作目になる。

その手をにぎりたい』は、高級鮨店の鮨に魅了され、そこの職人が好きになり、その店に通うOLを主人公とした物語です。主人公の青子が鮨店に行った日付のことが語られていて、1983年から1992年の約10年の物語となっています。全部で10話に分かれていて、それぞれに鮨ネタの名前が付いています。「ズケ」から始まり、「サビ」に終わります。鮨ネタだけでなく、「ガリ」と「サビ」というタイトルの話もあります。

青子が会社員として仕事に打ち込みつつ、稼いだお金で高級鮨店に通います。年を追うごとに少しずつ出世し、仕事もハードになって行く気がします。恋人もできるのですが、鮨職人が好きでたまりません。カウンター越しにその手を握りたいと思っているのですが、なかなか告白できず、といった焦れったさがあります。ただ、恋愛小説かと言うと、やはり鮨小説なんだろうと思いますし、OLとしての主人公の仕事や実家の両親ことが描かれている小説です。描かれている時代がバブルの時代だったりして、その時代背景も巧く描かれています。

2作品を読んだ柚木麻子さんですが、他にも少々気になる作品があります。今は積読本が沢山たまっていますので、積読本が少なくなって来たら、他の柚木麻子作品を買ってみたいと思っています。
(24冊目/2017年)


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