『獣の奏者 Ⅳ完結編』上橋菜穂子

この長い物語は、この『獣の奏者 Ⅳ完結編』で完結してしまいます。この第4巻目を読んでいて、だんだん終わりに近づくのが残念な気持ちになってきます。

ストーリーには触れませんが、この物語の主人公エリンの生涯を描いているのが、この物語なのです。この物語が出版された頃、とても人気があった本だと言うことは認識していました。気になりつつも、ファンタジーにはある種の偏見を持っていたのかも知れません。結局読まないままでした。文庫本になっても、気にはしていましたが、読もうと思わなかったのです。

今回読んでみて、もっと早く読んでいたら良かったと思いました。『鹿の王』も面白かったけれど、やはり最初にこの物語を知っておきたかった気がします。むしろ読み終えた今、『鹿の王』を再読したいという気持ちになりました。1回では読み取れなかったものがあるかも知れないと思ったからです。いつかきっと上橋菜穂子さんの他の本、『精霊の守り人』なども読んでみると思います。

架空の世界の架空の物語を通じて、人が生きるということの意味を問いかけている物語になっています。ファンタジーとしての面白さも、もちろんありますが、生きることの意味というのを考えさせられる物語でもあるのです。その面白さは、ファンタジーとしての面白さには留まっていない、これが4冊の長編を読み終えた感想です。
(12冊目/2017年)


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