『浮遊霊ブラジル』津村記久子

浮遊霊ブラジル』の表題作は、『文学界』という雑誌で読みました。妻が先に読んで、とても面白かったと言っていたので、僕も読んでみたら、これまで読んだことのないような面白さを感じました。しばらくして、表題作を含む短編集が出版されていて、さて買って読むべきか、それとも文庫本になるのを待つべきかと、悩んでいたのですが、Amazonギフト券を手に入れたので、ポチってしまいました。

表題作の他に、「給水塔と亀」や「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」、「アイトール・ベラスコの新しい妻」、「地獄」、「運命」、「個性」など、全部で7つの短編が収録されている本です。いずれも30ページ弱の短編小説です。

「浮遊霊ブラジル」のように幽霊を扱っている小説や「地獄」のように事故で死んでしまって地獄に落ちた主人公の地獄での話のような、空想の世界を描く物語もあれば、普通に頭の中で考えていたりすることや、日常にあり得る物語もあるのですが、どこかちょっと可笑しくなるようなちょっと変わった物語なのです。

7つ収録されている短編の中では、やはり「浮遊霊ブラジル」が一番面白かった気がします。『文学界』という雑誌で読んだので、今回が二度目になりますが、繰り返し読む方が本当の味が分かる、そんな気がします。
(7冊目/2017年)


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