『BAR追分』伊吹有喜

『BAR追分』伊吹有喜

BAR追分』は、ねこみち横丁にある昼は「バール追分」、夜は「バー追分」になるお店を中心とした物語。追分というのは、分かれ道という意味があり、人生の岐路のようなもの。人生の岐路に立たされている登場人物が、迷いながらも自分の歩く道を選択して行く、そんな物語が収録されています。

プロローグは、海外への転勤を受け入れるか、辞めてしまうか迷っているビジネスマンが、ねこみち横丁のどん詰まりの「バー追分」を見つけ、この物語の登場人物達と出会う。第1話は、コンテンツライターがねこみち横丁に住むことになる話。第2話は、嫁いで行く娘と父親の心温まる物語、第3話は自動販売機の補填を仕事とする青年とカレーライスの話で、第4話がこの界隈の住人梵さんの恋の話。それぞれ完結していて、読みやすい。

こういうシリーズ物で近いイメージのものは、『真夜中のパン屋さん』とか、『ビブリア古書堂の事件手帖』などがあるが、この『BAR追分』はミステリーではないところが、違っているところだろうか。続編に『オムライス日和 BAR追分』があるので、こちらの方もぜひ読んでみたい。
(94冊目/2016年)


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