『世界から猫が消えたなら』川村元気

投稿者: | 2016年5月9日

『世界から猫が消えたなら』川村元気

僕が本を読むのは、通勤電車の往復が中心だ。この『世界から猫が消えたなら』は、昨日ちょこっと読みかけて、今日は30ページ辺りから読み始めた。連休明け初日のせいか、電車が10分ほど遅延して、いつもより本を読む時間は10分長くなったけど、気がついたら残り100ページくらいになっていた。帰り路でも80ページほど読んで、家に帰ってから残りを読んだ。ほぼ一日間で読んだ本である。

映画化された本だと知っていたが、気がついていなくて、本の帯を良く見ると今週末から公開される映画だった。原作を読んでみて、映画を観たいかと言うと、そんなに観たくはない。映画化し辛い本ではないかと思うことも理由のひとつだ。著者が映画のプロデューサーなので、映画化されないわけがないみたいだ。

何かを得ようとするなら、何かを諦めなくてはならないという言葉を小説にしたようなもので、いろんなものを消す代わりに主人公が一日ずつ生き残るという奇想天外な内容である。いろいろなものを消すということによって、大切なものに気付いて行く主人公を描いている。こういう視点で書かれた小説は、他には知らない。消去法と言うか、そういう手法だ。

サクッと読めすぎて、少々居心地が悪いくらいだった。でも、とても印象に残りそうな小説だと思う。単行本が出版された時に、買って読みたい気持ちになっていたが、結局読まなかった本だ。でも、読んで良かったと思う。
(54冊目/2016年)


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