『嫌われる勇気』岸見一郎/古賀史健

『嫌われる勇気』岸見一郎/古賀史健

嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、100万部以上売れたベストセラーである。心理学者のアルフレッド・アドラーの思想を、青年と哲人の会話形式でわかりやすく解説した本である。

この本を電子書籍という形で割と軽く買った時、内容を見てみたら、会話形式だったので、正直なところ面白いかどうか疑問符が入っていた。会話形式つまり対談形式の本は、これまであまり読んだことがないし、読んでみて面白いと思ったこともあまりない。単に形式を心配していたのだけれど、読み始めてすぐにその心配がないことを実感した。

原因論と目的論の話は、なるほどと思い、目から鱗が落ちる気持ちだった。アドラーに言わせると、精神疾患で引き籠もっている場合、外へ出たくないという目的に従って行動しているとする。そういう部分も、僕にとってみると、とても斬新な考え方のように思えた。

例えばやりたいことをできないということがあるとすると、それはできないではなくて、できないようにしているということだ。やってみて何も変わらないという結果となれば、それが怖いのだ。やればできると思っていた方が、自分は傷付かずに済む。無能だと思われずに済む。だから新しいことをやらないのだという理論は、僕としては納得できるものだった。
(40冊目/2016年)


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