『赤崎水曜日郵便局』

投稿者: | 2016年3月9日

『赤崎水曜日郵便局』

「自分の水曜日の出来事」を手紙に書いて送ると、「誰かの水曜日」が代わりに届くという世界でただひとつの郵便局が、熊本県南部の津奈木町にあります。前身は、廃校になった海の上の小学校「赤崎小学校」です。

なぜ水曜日かという理由は、いくつかあるようです。ひとつは、建物が海の上にあること。海が陸と陸をつなぐように、人と人をつないでゆきたいという思いだそうです。ふたつめは、週の通過点で記憶に残りにくい曜日で、そんな水曜日に焦点を当てることで、日常性を大切にするという思いがあるそうです。

この本『赤崎水曜日郵便局』は、そんな「赤崎水曜日郵便局」に寄せられた手紙を紹介したものです。ページ右側には便箋に書かれた手紙がそのまま掲載され、左側が活字になった手紙の文章という構成です。読みにくさを感じない限りは、手書きの方を読みました。読んでいて、とても温かい気持ちになりました。水曜日に寄せる思いには、僕にも共通するものがあります。皆が抱えるいろんな思いに触れることで、本当に温かいものを感じました。年代も様々です。子どもさんから、お年寄りまで。

この本はいろんな人の水曜日の出来事であり、温かい気持ちなんだと思いました。

そんな「赤崎水曜日郵便局」ですが、この本の巻末に今月でこのプロジェクトが終わると書かれています。知るのが遅かったような気持ちになりました。でも、水曜日はまだ少し残っています。この本を読み終えたのも水曜日だったことは、意識していなかったのですが、とても不思議な気持ちになりました。
(34冊目/2016年)


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