『ギブ・ミー・ア・チャンス』荻原浩

投稿者: | 2016年2月14日

『ギブ・ミー・ア・チャンス』荻原浩

ギブ・ミー・ア・チャンス』は、探偵としてやって行きたい元相撲取りや元アイドル歌手だった売れない演歌歌手、漫画家になりたい助手、元CAで再びCAになりたいローカル線の販売員、ゆるキャラのぬいぐるみに入って成功しそうな市役所職員、太めのタレント志望の女性、新人賞を狙う主婦作家、お笑い芸人になりたいコンビニ店員という8人の主人公が登場する8つの短編集です。

それぞれが夢に向かって努力しているのですが、これまでのところなかなかうまく行きません。これからもなかなか難しいだろうなという雰囲気が広がっているのですが、それぞれがそれぞれの夢を諦めたりはしないのです。ひたすら夢の実現を目指して、チャンスが巡って来るのを待っていたり、こちらからチャンスを得ようと努力しています。

くじけそうになりながら、気を取り直して再び夢と向き合うような場面で、それぞれの短編は終わります。これから先はどうなるんだろうという余韻が残るのですが、どうもそうそう上手く行かないような気がする終わり方ではあります。でも、何となく駄目でも応援したくなるような微笑ましい部分が残ります。

そうそう上手く行かないけれど、諦めてはだめだし、ずっと上手く行かなくても、人生は面白いんじゃないか、そんな思いが残ります。
(24冊目/2016年)


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