『一生モノの超・自己啓発』鎌田浩毅

投稿者: | 2016年1月2日

『一生モノの超・自己啓発』鎌田浩毅

一生モノの超・自己啓発〜京大・鎌田流 「想定外」を生きる』と出会ったのは、12月上旬のことでした。たまたま仕事の都合で日本橋へ行き、時間があったので日本橋の丸善に立ち寄った時のことでした。ちょっと変わった色合いの本だったせいか、或いは本の帯にちょっと派手な服を着た著者が見えたせいか、目に付いたのです。

再会したのは、つい先日のことでした。同じ丸善ですが、今度は丸の内の丸善でした。再会した以上は、買わないわけにはいけません。迷わずレジに持って行きました。そして、新年最初に読むことにしたのです。

とても面白い本でした。なぜなら、その考え方がこれまでに出会ったことのないもので、共感できたからです。

ビジネス書は、仕事を効率的に進めるためのノウハウを伝授してくれるものなのですが、実はそれが「ドクサ」化していると言うのです。「ドクサ」とは、「人間を絶えず惹きつけるものだが、必ずしも幸福にしないもの」という意味です。ビジネス書を読んで仕事を効率的に進めることによって、達成感が得られたり、プライベートにかける時間が増えたりと、良いことばかりだと信じていた僕は、この考え方に驚きました。

なぜ幸福にしないかと言うと、ビジネス書に書かれていることを完璧に実行できないと、自分が「できない人間」だと思ってしまうからなのです。つまり理想と現実の自分のギャップに、苦しみを感じてしまうのです。そう言われてみると、確かにそういう部分が思い当たります。

僕はこれまで結構沢山のビジネス書を読み、実践しようとしてきましたが、一度読んだだけでそれほど実践できることはありませんでした。実践できたと思うことはごく僅かで、どうすればもっと実践できて、ビジネス書に書かれているような素晴らしい人間になれるんだろう、と考えていたのです。読み方が悪いのか、それとも記憶力が不足しているのか、などと自問自答していたのです。

ビジネス書を沢山読んだからと言って、そうそう簡単に自分を変えることもできないし、ましてや自分に合わないやり方は所詮身に付かないものなのです。そういうことに改めて気付かせてくれたのが、この本だったのです。そして、実践できないが故の苦しみから、解放してくれたのです。

今年はビジネス書を意識的に読もうと思っていたのですが、新年早々躓きました。でも、ビジネス書を読むことが悪いことなんて、この本には一言も書かれていません。読んで全てを完璧に実行しようと思うのが、いけないのです。自分に合ったやり方を取り入れて、便利に使えば良いのです。気が変わって、途中から小説やエッセイばかりを読み始めるかも知れませんが、とりあえず年頭の方針は今のところそのままにしておくつもりです。

とても良い自己啓発書に出会った気がします。
(1冊目/2016年)


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