2015年11月に読んだ本

投稿者: | 2015年12月1日

11月は良い本を沢山読んだ気がする。いつもだったら、無理矢理ベスト3を選ぶのだけど、11月は3つに絞るのは難しそうである。

強いて選ぶのなら、やっぱり三浦しをん『』と奥田英朗『我が家のヒミツ』、荻原浩『金魚姫』の3冊だろうか。次に続く本として、角田光代『私のなかの彼女』と丸山正樹『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』をあげておかないといけない気がするし、彩瀬まる『あのひとは蜘蛛を潰せない』も良かったと思う。これ以上は小説全てになりそうだから、これくらいにしておこう。

読書の秋と言うけれど、読書に関してはとても充実していた月だったと思う。12月もこの調子で行きたい。

2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3075ページ
ナイス数:633ナイス

しあわせになれる「はたらきかた」しあわせになれる「はたらきかた」感想
引き寄せの法則と共通した考え方かも知れない。楽しいと思う気持ちを持っていると、成功が自ら近寄って来るみたいな考え方だ。思い切り大きな夢を持つことで、叶う確率は高くなると言う。たったそれだけで叶えられるのかと、そういう疑問を持ちそうになるけれど、何となくわかるような気がする。周囲に影響を受けることなく、自分自身を保って行くようにしていれば、そのうち夢は叶うのかも知れないと思う部分もある。
読了日:11月30日 著者:
あのひとは蜘蛛を潰せない (新潮文庫)あのひとは蜘蛛を潰せない (新潮文庫)感想
やっぱり、この本のタイトルは凄い。蜘蛛のインパクトという意味ではなく、蜘蛛を潰せない人のイメージが何となくできるからだ。最初の章はちょっと退屈かなと思っていたのだけれど、主人公の梨枝とバイトの大学生の恋愛、バッファリン女との接点、兄嫁の雪ちゃん、そして母親との確執など、徐々に物語に引き込まれて行った。これまでなかなか本を読めなかった休日に、集中して読めたのは久々だった。もう一度『桜の下で待っている』を読みたくなった。
読了日:11月29日 著者:彩瀬まる
我が家のヒミツ我が家のヒミツ感想
奥田英朗さんの「我が家」シリーズは、大好きなシリーズだ。家族それぞれの立場での葛藤があり、それぞれ思うところがあるのだけれど、最後は家族の絆で落ち着く。ハッピーエンドばかりが良いわけではないけれど、このシリーズはそうあって欲しいと思う。この作品も、その期待は裏切らない。そして家族の大切さと暖かさを充分に表現している。読んでいて幸せな気分になれる本は、とても良いと思う。
読了日:11月27日 著者:奥田英朗
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)感想
単なるミステリーとは違った、初めて読む感じがして、とても新鮮な気持ちで読んだ。ろう者を扱ったからではなく、耳が聞こえる仲介者を通じて、ろう者の視点を理解しつつ、読める小説だという点が、とても新鮮な感じだった理由かも知れない。仲介者の視点を利用することで、ろう者の思いを表現できているし、健常者の思いも表現できている。
読了日:11月24日 著者:丸山正樹
きりこについて (角川文庫)きりこについて (角川文庫)感想
ぶすのきりこがぶすに気付き、自分を取り戻して行く姿を描いた物語、というのが本当に極端に大雑把に言うと、こうなる。人間は容れ物に気を取られるが、中身が大事なのである、と言ってしまうと、これもこの物語の言いたかったことにしては浅くなってしまう。もっと奥深いものを感じた。その奥深いものを言葉では言い表せないのだけれど、容れ物と中身と言うよりも、自分というものに重みがある気がした。最初はちょっと退屈な小説に思えたが、後半は一気読みだった。
読了日:11月22日 著者:西加奈子
金魚姫金魚姫感想
相変わらず面白かった荻原浩作品。今年の夏に出版された本である。タイトルからすると、金魚は出てくるのだろうということはわかっていた。しかも雌である。ストーリーに触れないで、この本がとても面白いことを伝えるのは、とても難しい。この本のユーモアはいつもの荻原浩作品独特のものだと思う。思わず主人公や登場人物の表情を連想してしまうほど、作品に引き込まれる。3日はかかるかなと思った本だったが、3日目は東京の会社の最寄り駅に急接近すると思っている。
読了日:11月19日 著者:荻原浩
世界は終わりそうにない世界は終わりそうにない感想
4つのパートに分かれたエッセイ&書評&対談集。最初のパートは「膝を打ちたい気分」になりそうなエッセイ、次が食べ物に関するエッセイ、三番目のパートが書評と対談、最後が恋愛に関するエッセイ集です。角田さんのエッセイはほとんど読んでいる者としては、いつもの角田さんのエッセイだったという感じです。意外と面白かったのが対談集で、三浦しをんさんとの対談集は、とても面白かったと思います。
読了日:11月16日 著者:角田光代
ホテルローヤル (集英社文庫)ホテルローヤル (集英社文庫)感想
ラブホテルを舞台とした連作短編集。物語は廃墟となったホテルローヤルを舞台とした短編から始まり、時間を遡りながらホテルローヤルを作った男の物語が最後に締めくくる。桜木紫乃さん初読みなのですが、解説にもあるように「社会の隅にいる人間たちを描き続けてきた…」というのがぴったりで、登場人物たちにはそういう印象があり、日向より日陰を歩いているような人たちです。
読了日:11月13日 著者:桜木紫乃
私のなかの彼女私のなかの彼女感想
やっぱり角田光代さんの小説は、読み応えがあります。主人公は女性作家で、もしかして角田光代さんご本人のことかなと思ったりしました。いつの間にか、彼女の苦悩のなかに入り込んでしまって、物語を辿っていた気がします。
読了日:11月11日 著者:角田光代
ジャイロスコープ (新潮文庫)ジャイロスコープ (新潮文庫)感想
2006年から2015年にかけていろいろな雑誌に掲載された短編6編と、書き下ろし作品を加えた7編の短編小説集。書き下ろしの「後ろの席がうるさい」は、全体のまとめのような作品で、それぞれの作品を繋いでいます。いろんな伊坂幸太郎さんらしさが詰まった短編集だと思います。少し時間を置いて、もう一度読んでみようと思っています。そうすれば、もっと面白さを感じられそうです。
読了日:11月6日 著者:伊坂幸太郎
人生が変わる!手帳&ノート整理術 (仕事の教科書mini)人生が変わる!手帳&ノート整理術 (仕事の教科書mini)感想
本屋さんで見つけて買ってみたら、2014年秋に増刷されたものでした。ちょっと古い情報なのかなと思って読んでみたら、手帳術編の方がとても参考になりました。特に「手帳を使いこなすための基本テクニック30」というのが、良くまとまっていると思いました。
読了日:11月4日 著者:
光 (集英社文庫)光 (集英社文庫)感想
三浦しをんさんと言うと、「まほろ駅前」シリーズのようなユーモア溢れる小説と、そうでなくて重くて暗い小説と幅広いイメージがあって、この小説は後者だと思っていました。確かに後者ではあったのですが、これまで読んだ三浦しをん作品には無かったものを見つけた気がします。三浦しをんの筆力なのでしょうか、二日間で一気読みしてしまうほど、夢中になって読みました。
読了日:11月2日 著者:三浦しをん
読書メーター


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