『あのひとは蜘蛛を潰せない』彩瀬まる

投稿者: | 2015年11月29日

『あのひとは蜘蛛を潰せない』彩瀬まる

あのひとは蜘蛛を潰せない』とは、何と言うタイトルなんだろうと思ったのと、そのインパクトが凄いと思った。著者の本『桜の下で待っている』を読んだことがあるということと、タイトルだけでこの本を買って読みたいと思った。『桜の下で待っている』もタイトルに惹かれて買った本だったが、今ひとつ強い印象は残っていない。この『あのひとは蜘蛛を潰せない』の方は、結構強い印象を残して読了した。もう一度『桜の下で待っている』を読んでみたいと思ったので、文庫本が出たら再読してみることにする。

蜘蛛を潰せない人は、さっそく冒頭から登場する。主人公の梨枝は、ドラッグストアの店長であるが、蜘蛛を潰せない人はパートで働く柳原さんというおじさんである。あっと言う間に、出勤して来なくなり、退職手続きに奥さんがやって来る。柳原さんは、どこかへ行ってしまったのだ。

物語はドラッグストアを中心に動いて行く。そこで働く人との絡みや母親との確執、兄嫁のこと、ドラッグストアにやって来ては必ずバッファリンを買って帰る女など。中心となるのはドラッグストアで働く大学生との恋愛であって、そういう意味では、この物語は恋愛物語なのかも知れない。恋愛を描いているようで、家族を描いているのかも知れない。主人公と母親の確執は、この物語の中心でもあると思うし、兄嫁が登場する場面も多い。

正直なところ最初の章は、ちょっと退屈しながら読んでいた。次の章に入ってからは、物語の先が気になって、ページを捲ることになり、土曜日には今日はここまで読んでおこうと思ったページを過ぎても、読み進めていた。そして、日曜日の今日は午前中のうちに読み終えていた。
(102冊目/2015年)


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