『金魚姫』荻原浩

『金魚姫』荻原浩

荻原浩さんの本は、新刊を見つけるとすぐに購入することが多い。『金魚姫』は、7月30日に初版発行されている。あまり時間を置かないで確か9月頃に買ったと思うが、今まで積読本になっていた。買ったものの読みたいと思うまで時間がかかったというわけではなく、ただ単に積読本が恒常的に多いから、順番待ちみたいになっていただけだ。

ストーリーに触れないで感想を書くのは、ちょっと難しいが、金魚姫の過去がフラッシュバックされるように時折場面を変えて描かれている。金魚姫が無くした記憶を少しずつ取り戻して行くのを、うまく描いている気がする。出だしでは、どんな物語なんだろうと恐る恐る読み出した感じだけど、あっと言う間に物語の中に引き込まれる。400ページ弱の本だから、通常は4日間くらいで読むペースなのが、2日半で読了してしまった。

先日本屋さんで荻原浩さんの本を、何冊か購入した。去年の6月頃に出版され、買いそびれていた『二千七百の夏と冬』の上下巻を買った。それと出たばかりの『ギブ・ミー・ア・チャンス』と文庫本になった『花のさくら通り』の4冊である。読むのを楽しみにしている。

荻原浩さんは、いろんな抽斗を持っている作家だと思う。共通するのは、ユーモアなのだけど、時には涙を流しそうになるほどの悲しい物語も描かれている。この作品についても、他に似たものがあるかと言うと、なかなか無くて、やっぱり新しい抽斗になるのかも知れない。荻原浩さんらしさを感じ安心して読み進めると同時に、これまでになかった感覚を楽しみながら読める本だ。
(98冊目/2015年)


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