『世界は終わりそうにない』角田光代

『世界は終わりそうにない』角田光代

対談形式の文章を読むのは苦手、と思っていたのだけれど、この本の対談集はどれも面白かった。角田光代さんのエッセイも大好きなので、ほとんど読んでいる。『世界は終わりそうにない』もやっぱり角田さんのエッセイであって、そんなことは当たり前なんだけれど、とても面白かった。

4つのパートに分かれている。最初のパートはエッセイで、「膝を打ちたい気分」というものだ。他の言葉でジャンル分けしようがなくて、読んでいるうちに一度は膝を打ちたくなるエッセイと言えば良いだろうか。二番目のパートは、「あれ食べよう、これ食べよう」で、言わずもがな食べ物に関するエッセイである。三番目が対談と書評の「物語というもの」だ。どちらかと言うと書評集を読むのは苦手なんだけど、これは面白かった。特に対談集は面白くて、二人とも好きな作家だからか、三浦しをんさんとの対談は面白かった。「八日目の蝉」の映画の話も面白かった。最後のパートは、「恋愛じゃなきゃできっこない」というパートで、要するに恋愛に関するエッセイである。

何故角田光代さんのエッセイが好きなのかと言うと、気弱な感じで一歩後ろに下がって、ほんのちょっとユーモアが効いているようなエッセイだからかも知れない。ぐいぐい押して来るやつではなく、こうじゃないかなという表現が好みなのかも知れない。大笑いするほど面白いわけじゃなくて、どこかクスッと顔がほころびそうな面白さが好きなのかも知れない。
(97冊目/2015年)

 


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