『ジャイロスコープ』伊坂幸太郎

『ジャイロスコープ』伊坂幸太郎

ジャイロスコープ』とは、本の冒頭にその意味が記されています。「…外力を加えるとコマ独特の意外な振る舞いをすることから、転じて、軸を同じにしながら各々が驚きと意外性に満ちた個性豊かな短編小説集を指す。」この文章がこの短編集の内容を示していて、読んでみてそのとおりだと思いました。

一番古いのは「ギア」という短編で、2006年頃に発表されたものです。あとはだいたい2014年と2015年に発表されたもので、最後に書き下ろしの「後ろの声がうるさい」でまとめている感じです。どれが一番面白いかということを語る必要はないと思います。それぞれが意外性に満ちた個性豊かな短編なのですから。

伊坂幸太郎さんの本は、ほとんど読んでいますが、最近は二度読みすることが多くなっています。通勤の往復でさらさらと読んでいると、ついつい伊坂作品の面白さを読み飛ばしてしまうことがあります。二度読みすると、一度目に気付かなかった伏線に気付いたり、より楽しめる気がします。

冒頭の「浜田青年ホントスカ」という作品は、面白さを読み飛ばすことなく読めた気がしますが、まだまだ漏らしているかも知れません。通勤電車の中では、意外と気が散ってしまう出来事が多いので、そういうことが起きうるのです。そんなわけで、そんなに遠くない未来に、もう一度読み直すことにします。
(94冊目/2015年)


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