『春を背負って』笹本稜平

投稿者: | 2015年10月13日

『春を背負って』笹本稜平

特にはっきりとした記憶があったわけではなく、この『春を背負って』を本屋さんで見かけた時には、かなり気になった本でした。山岳小説に少なからず興味があったのか、映画館で予告編でも観て覚えていたのか、タイトルそのものが気になったのか、いろいろ可能性はあるけれど、はっきりとした記憶はありません。

とても温かい短編小説だと思う。完結した短編がまとまって、ひとつの物語を作っています。どの短編も、山小屋を中心とした心温まるストーリーが刻まれています。

映画の方を先に観てしまいました。後悔していないばかりか、先に観て良かったとさえ思えてきています。映画の登場人物を重ねて、読んでしまいました。主人公の亨は、松山ケンイチがやっていたんですが、そのような想像をしつつ、本を読みました。一番イメージと違っていたのは、豊川悦司のゴロさんだった気がします。

連作短編集のジャンルに入る作品だと思います。続きがあってもおかしくない気がします。むしろ続きを読みたいと思います。主人公の亨がもっともっと成長するのを、眺めてみたいからです。それを期待してしまうそんな物語でした。
(86冊目/2015年)


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