『円卓』西加奈子

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西加奈子さんの小説を読むのは、この『円卓』で5作目になります。これまでに読んだ本は、『漁港の肉子ちゃん』と『サラバ!』、『きいろいゾウ』、『炎上する君』の4作品です。こうして並べてみると、共通点が何となく見えてくるような気がします。

登場人物が個性的であることやその内面を描いた小説であること、ストーリーはゆっくりと進んで行き、この『円卓』では日常という上下動が少ない水平的なストーリーのように思えます。こうした本は、どちらかというと苦手で、むしろストーリー性があって、それが際立っている小説の方が好みです。

そんなふうに少々退屈しつつ、少し混乱しつつ、登場人物達の際立ったキャラについて行っていると、なんとも不思議に爽やかで、清々しいラストに至った、そんな小説でした。「円卓」というタイトルの意味が、ラストで初めてわかった気がしました。

僕の好みからすると、ちょっと考えてしまいそうな作風なんですが、面白みも感じつつ、やっぱりまだ読んでいない作品を手に取ってみたくなるような、そんな作家さんです。
(68冊目/2015年)


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