『ナオミとカナコ』奥田英朗

『ナオミとカナコ』奥田英朗

親友のナオミとカナコが、ある事件を起こし共犯者となるという物語。事件までの過程はナオミの視点で書かれていて、事件を起こして以降はカナコの視点で描かれている。

ナオミとカナコ』を読むと奥田英朗という作家は、女性を描くのがとても上手いと思ってしまう。主人公の二人だけでなく、中国人社長やカナコの義理の妹陽子や姑など登場人物で目立っているのは、女性である。男性はあまりぱっとしなかったりする。

400ページを越える長編だけど、長く感じない。特に終盤に犯罪が暴かれていく過程は、ハラハラしつつページをめくるスピードが上がる。いつの間にか犯罪者なのに二人を応援している。その罪を描いているわけではないので、罪悪感のような重たい気持ちにはならない。むしろ軽い気持ちでスラスラと読めてしまう。ラストがどうなっているかは、敢えてここでは触れないことにするが、とても面白い物語だった。奥田英朗作品には、やっぱりハズレは無さそうだ。
(54冊目/2015年)


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