『いつか陽のあたる場所で』乃南アサ

いつか陽のあたる場所で』というタイトルは、この物語の内容にぴったりのタイトルだと思う。罪を犯した小森谷芭子と江口綾香のふたりが、下町の谷中で新しい人生を歩み始める。4話で構成されており、それぞれちょっとした出来事が起こる。ミステリー&サスペンスというジャンルに当たるようなのだけど、それほどミステリーぽくないと思う。ちょっとした出来事が起こるけれど、二人がやり直そうとしている人生の悲哀を感じさせるものだったりする。

ハラハラとする物語でもなく、どこかちょっとした隠し味があるかのような、ちょっと良い感じの物語だと思う。シリーズもので、この本の次の作品は『すれ違う背中を』、その次が『いちばん長い夜に』と続いて行く。ひとつひとつの短編が一話完結方式であり、ドラマにするにはちょうど良かったのだろう、10話に別れたドラマとしてNHKで放映されている。2013年の始め頃のことである。このドラマは見ていない筈だけど、予告編か何かを見て、ちょっと印象に残っていたようで、この本を読んでみて、隠れていた印象が蘇ってきた。
(49冊目/2015年)


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