『ビブリア古書堂の事件手帖(6)〜栞子さんと巡るさだめ〜』三上延

投稿者: | 2015年5月23日

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シリーズ6作目になる『ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~』は、全編太宰治の「晩年」に纏わる話である。過去の5作がそれぞれどんな話だったかは、はっきり覚えていないけれど、シリーズ最初に登場する古書に関する話に戻ったのが、シリーズの終わりに近いということを示唆しているのかも知れない。

稀覯本である2冊の「晩年」に関する話であるが、古書と人に関する因縁めいたものが、このシリーズのテーマだと思う。主人公の祖父の時代まで遡る古書との因縁話が面白く、古書とは何人かの人の手を渡って行くもので、それぞれにいろんな思いがあるということが、このシリーズを面白くしている要素のひとつなんだろうと思う。

そろそろシリーズの終わりに近いようで、7作目か8作目で終わる予定のようだ。長く続くシリーズについて行くのは、結構大変なのだけど、あと2作ぐらいならついて行けそうだ。
(44冊目/2015年)


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