『サラバ!(下)』西加奈子

投稿者: | 2015年4月24日

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サラバ!』下巻を読み終えた。なるほど、こんなふうに繋がっているのかなと思うラストだった。ラストの形がどうであれ、この小説は全編を通して描かれているのだと思った。最初は家族全体を描いているのかなと思っていたのだけど、やっぱり主人公の歩の半生を描いているのだろうと思い直した。

自分だけは違うんだと思っていたら、いつの間にか渦中に入り、自分だけが抜け出せないでいる、そんな可哀想な主人公を描いている。この小説のテーマは、「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」という姉の言葉に尽きるのかも知れない。「信じるものを見つけること」が、この小説に描かれているものなのだと思う。

タイトルの意味は、それぞれの人で違っているのかも知れないけれど、僕としては、何かと訣別して新しい何かを得るという意味に思えてくる。
(39冊目/2015年)


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