『サウスバウンド』奥田英朗

投稿者: | 2015年2月26日

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660ページを越える長編小説『サウス・バウンド』を読み終えた。

第一部は東京を舞台とした物語で、第二部は西表島に舞台を移す。東京では小学生の二郎や友人達と不良中学生の戦いを描きつつ、父親の学校の先生とのやり取りを描く。父親の過激派時代の仲間の依頼で、居候がひとり家族の中に入ってくる。その居候が起こす事件が第一部の最後のクライマックスである。

第二部は西表島が舞台で、リゾート開発会社と父親の戦いが描かれている。それをちょっと引いて見ていた二郎や他の家族が、最後は一致団結して立ち向かおうとする。

全体を通して振り返ると、父親の姿を見て育つ子供達の成長と、ちょっと複雑な家族の絆を描いている長編小説である。とても面白い小説で、読む人を物語の中に引き込む。
(23冊目/2015年)


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