『春の庭』柴崎友香

投稿者: | 2015年1月1日

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特別芥川賞に注目しているわけではなく、旬な芥川賞受賞作を買ったのは、この本が初めてのような気がする。単純に本屋さんで見かけて、ストーリーも良く知らないで、何となく読みたいと思った、そういう本なのである。

僕が本を買う場合の買い方は二通りあって、ひとつは好きな作家(或いは読もうと決めている作家)の本を探して買う場合、もうひとつは本屋さんで見かけて何となく気になった本を買う場合のふたつである。この本は後者の方なのだけど、そういう場合は往々にして特に理由が無い場合が多い。

不思議な作風だと思う。登場人物はどこにでもあるような過去を持った、どこにでも居るような地味な人達だけだ。変わっていると言えるのは、他人の家がとても気になる人だったり、その家の過去が気になる人だったりする。この『春の庭』だけでなく、先月読んだ『その街の今は』も同じような気がする。『その街の今は』を読んだ時は、何だか「この小説は何だろう」という気がしたが、この『春の庭』を読み終えてみると、それなりに物語の中に引き込まれていた自分に気づいた。退屈なわけではないけれど、読み終えてみて特にどうってことない物語だと気づく。

柴崎友香は好きな作家とまでは感じていないけど、さらに他の作品も読んでみたくなった。ちょっと不思議な気がするけれど。
(1冊目/2015年)


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