『その街の今は』柴崎友香

投稿者: | 2014年12月20日

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

柴崎友香さんと言えば、第151回芥川賞受賞作の『春の庭』が気になり、先日買って積ん読状態にある。そういうわけで、『春の庭』はまだ読んでいないということなんだけど、本の帯に書かれているストーリーを読む限り『その街の今は』と似ている気がする。

その街の今は』は先日仕事で外出した時に、ちょっと時間が空いて入って見た本屋さんで目を引いた本だった。何となく惹かれるタイトルと、装丁だったし、読み易そうなくらいの厚さだったので、買って読んでみようと思った。柴崎友香さんの本を買ったのは初めてではなかったけれど、読んだのはこの『その街の今は』が初めてになる。

キャラクターが立っている小説は沢山読んだ気がするが、この小説に登場する人物は、どこにでも居そうなごく普通の人達だ。解説で川上弘美さんが書かれているが、登場人物は嫌な人達が居なくて、物語は全体として温かい感じがする。際立った特徴が無いのが特徴みたいな感じだ。こういうのが柴崎友香さんの小説の特徴なのかなと思うと、他の作品ももっと読んでみたくなる。僕が読みたいと思う作家さんなのか、そうだったら作品は全部読んでみたい、そういうのが僕の読書のパターンなのだ。

ごく普通の登場人物が、ごく普通に生きていて、生きているその街の今と昔の姿を比べてみる、そんな小説なのだけど、何となく温かい読後感を覚えている。
(102冊目/2014年)


↑↓この記事良いなと思ってくださったらポチッとお願いします!
ブログランキング・にほんブログ村へ 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


*

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.