『女のいない男たち』村上春樹

投稿者: | 2014年12月17日

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女のいない男たち』は、村上春樹9年ぶりの短編小説集。ばらばらに書いた短編を集めるのではなく、決まった時期に書かれていて、統一のテーマがあるのが著者の短編小説集だということだ。確かに本のタイトルにあるように、この短編集に収められている小説は、女が何らかの理由でいなくなった後の男たちを描いている。

ぽっかりと穴の開いたような空虚感を描いていたり、意外にもそうでもない状態の男を描いていたりする。「ドライブ・マイ・カー」と「イエスタデイ」、「木野」が面白かった。僕にとって村上春樹作品は、難解なイメージがあったりするのだけれど、すんなり入ってくる小説が多かった。

どういうところが面白かったのか、良かったのか、なかなか文章で表現できない。村上春樹作品共通で、独特の読後感があって、それが何となく良い気分なのである。物語自体は、爽やかなものではないから、爽やかな読後感ではないけれど、何となくどこかで気になる音楽が流れ続けるような読後感だと思う。それが村上春樹作品の魅力なのだろうか。
(101冊目/2014年)


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