『”ありのまま”の自分に気づく』小池龍之介

投稿者: | 2014年7月2日

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小池龍之介さんの本は、これまで何冊も読んできたけれど、この『“ありのまま”の自分に気づく』が一番難しかった気がする。そういう意味では、本を手に取った時の期待とは少し違っていたのだけれど、それだけ仏教の教えは奥深いということだろう。簡単に悟れると思うこと自体が、この本の内容にも通じる誤りなんだろう。

この本の内容を示すとすると、最後の章に書かれていた「四顚倒」(してんどう)という考え方に集約される気がします。偏っている中立的でない主観的な四種のものの見方を「四顚倒」と言います。無常なのに常、苦なのに楽、無我なのに我、不浄なのに浄というものの見方です。常楽我浄というものの見方が、偏っているというのです。例えば万物は常ではなく、無常なのに常だと見てしまうことなのですが、”ありのまま”ということは、無常だと知ることなのです。ただし、常でないというマイナスの見方ではなく、もっと中立的で客観的なものの見方であり、常であるものは無いくらいの見方です。

こういう考え方自体、凡人にはとても難しく思えます。ただ、ふとそういう考え方やものの見方をするならば、ふっと肩の力が抜けて、自然体で居られる気がします。最近肩に力が入っている気がして、時々苦しくなることがあるので、こういう本を読む気になったのだと思います。簡単に悟れるとは思っていませんが、苦しい時くらいはこういうものの見方を思い出してみれば、肩の力は自然と抜けるかも知れません。
(56冊目/2014年)


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