『怒り(上)』吉田修一

投稿者: | 2014年6月11日

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吉田修一さんの小説は、新刊が出る度に買って読んでいる。先日までは出版に追いついていなかったけど、この本『怒り』で追いつくことになる。全作品を読んでいる数少ない作家の一人です。

この小説は八王子郊外の一戸建てで起きた夫婦殺害事件の犯人が逃走するところから始まります。逃走後1年経った後の3人の怪しい男達を中心とした3つの話が、並行して進む形になっています。3人のうち誰が犯人なのか、3つの話はどう繋がって行くのか、そんな興味でページを捲って行くうちに、物語の中に引き込まれて行く感じです。

上巻を読み終えてみて、下巻を読むスピードはきっと上がるのだろう、そう思える作品です。吉田修一さんの作品で言うと、イメージ的には『悪人』に近い作品です。いずれにしても、下巻を読んでみないと、全体的な感想は語れません。下巻を読むのが楽しみです。
(51冊目/2014年)


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