『噂の女』奥田英朗

投稿者: | 2013年9月29日

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奥田英朗作品は、久々に読む気がすると思って、調べてみたら1年半振りでした。エッセイ集は別として、小説で言うと『最悪』を読んで以来でした。

さて、『噂の女』には10編の短編が収録されています。噂になっている女性が複数描かれているのかと思っていたら、糸井美幸という女性が噂の女として描かれています。とんでもない悪女である糸井美幸の行動が、彼女に関わるいろんな人の視点で描かれています。登場人物達もそれぞれ裏の事情を持っている者が多く、かなり悪い奴等もいるのです。

そういう奴等から、まんまとお金をむしり取る糸井美幸は、話が進むに従って、拍手したくなる悪女なのです。ある意味滑稽な登場人物達といい、まんまと騙す糸井美幸の見事な仕事といい、やっぱり奥田英朗作品という気がします。

さすがに悪事はばれるに違いないと思っていましたが、そういう終わり方の方が良いだろうと思えるラストでした。
(95冊目/2013年)


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