晴天の迷いクジラ

投稿者: | 2012年5月31日

『晴天の迷いクジラ』窪美澄

生きることに疲れた男性1名、女性2名がたまたま出会い、とある湾に迷い込んで座礁してしまったクジラを見に行く話。男女3名は年齢も全然違っていて、それまでの人生も当然違う。3人とも死にたいと思っているのだから、どこかに共通点を持っているんだろうと思うけれど、共通点は無いようにも思える。

この本『晴天の迷いクジラ』のテーマは生きることであって、決して暗いばかりの話ではなく、最後は未来を感じるところがほっとする。内面描写がすごいと思ったが、最近読んだ角田光代さんの描写ともどこか似ている面があるような気がする。登場人物それぞれの内面描写のウエイトが高かったせいか、ちょっとした読みにくさは感じながら、読み進めた。3つの話がひとつにまとまって、最後にクジラにを見るところは、それほど珍しい展開ではないし、ドラマチックでも無かった。面白いと言うよりも、読み応えのある本だというのが感想だ。
(62冊目/2012年)


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