大往生したけりゃ医療とかかわるな

投稿者: | 2012年4月27日

『大往生したけりゃ医療とかかわるな』中村仁一

老人ホームで医師をされている著者が投げかけた現在の医療の疑問と、老人ホームで数多く見てきた「自然死」のすすめ。

賛否両論はあるだろうけど、命が尽きようとしている老人に対して施される延命治療の意味について、疑問を投げかけている。

薬が病を治すのではなく、人間が持っている自然治癒力によって治っているわけで、症状を抑えることが逆に治癒を遅くしている場合もあるようだ。風邪のケースを考えると、風邪の菌と身体が戦って、熱を出して菌をやっつけているのだけど、その熱を途中で下げてしまったら治癒を遅らせるという主張だけど、まさにそのとおりだと思う。

命が尽きようとしている老人に対して、鼻から管を通したり、胃に穴を開けて栄養分を注入して延命するやり方は、良く知らなかったけれど、確かに不自然な状態に思えるし、そうまでして延命しても本人は苦しいだけということも頷ける。

ちょっとした病気で病院へ行き、莫大な保険料を食いつぶすというのも、確かにそこから見直さなければ、いくら保険料を払っても追いつかない。穿った見方をすると、健康保険制度そのものが医療へお金を回す仕組みのようにさえ思えてくる。もちろん、そういう医療に従事されている方からすれば、そうじゃないという反論はありそうだ。どちらが正しいかではなくて、普段当たり前と思っていたことも、いろんな見方をすると疑問に思えることも出てくるということだろう。

何故か健康に関する本を2冊続けて読みました。特に意味はなく、2冊目の『大往生したけりゃ医療とかかわるな』は奥さんが買った本なのですけど。
(52冊目/2012年)


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大往生したけりゃ医療とかかわるな」への2件のフィードバック

  1. 小夏

    私の父は、現在胃ろうをしています。
    10年近く前、脳梗塞になり、その後再度発症し、今は半身不随で母と介護しています。
    数年前、半身麻痺のため食事を飲み込むのが難しくなったため、胃ろうを勧められました。

    胃から栄養食を注入するのは不自然な延命措置という意見には、私も同意します。
    しかし、食事を何時間もかけ苦しそうに飲み込むのを見守るのは辛く、また、誤嚥による肺炎もありました。
    結局、母と私は、かなり悩みましたがそれを選択しました。

    命が尽きるのを自然に迎えられたら理想なんでしょうけど。
    それには、病院にかかわらないでいられるよう、健康的な生活をしないといけなんでしょうね。

  2. 春風裕 投稿作成者

    こういう本は、どの主張が正しくて、どれが間違っているというふうなものではないと思います。それぞれに、それぞれの事情があって、どういうやり方が一番良いのかは、それぞれのケースによって違うのだろうと思います。
    大変な状況で、どうコメントして良いのかわかりませんが、おっしゃるとおりずっと健康でいられて、自然な形で往生するのがベストなんだろうと思いますし、そのとおりに行かないのも人生なんだろうと思います。

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