真夜中のマーチ

投稿者: | 2012年2月8日

『真夜中のマーチ』奥田英朗

本の帯を見て、これは去年の夏頃に買ったんだと気付いた。それにしても、奥田英朗さんの小説はとても面白い。僕にとっては、外れなしの作家である。実はこの本の前に書かれた『最悪』も積ん読本の中に入っていて、分厚い本なので読み始めるのを躊躇しているのだけど、この『真夜中のマーチ』を読んでみて、分厚くてもあっと言う間に読めそうな気がしてきた。この本も300ページを越える本なのだけど、ほとんど一気に読み終えることができたからである。

同じ25歳の男女3人が出会い、大金を奪うための完全犯罪を目指して協力し合うというのが、ストーリーなのである。伊坂幸太郎さんの『陽気なギャングが地球を回す』のシリーズを思い出してしまったが、こちらの方は極めて分かりやすい小説である。そして次の展開へとどんどん読み進めたくなる。伊坂幸太郎さんの小説は前半部分は登場人物のキャラクターやバックグラウンドを理解するために、スローペースで読み進めることが多いが、奥田英朗さんの小説はいきなり最初から、どんどんペースが上がる感じだ。

奥田英朗さんの小説は、出版順を気にしないで、気になるものから読んでいる。そろそろ出版順に読み進めて行こうかなという気持ちになった。次はとてもボリュームの大きな小説『最悪』を読むつもりだ。
(15冊目/2012年)


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