鹿男あをによし

投稿者: | 2011年8月13日

『鹿男あをによし』万城目学

面白かった。万城目学さんの本を読むのは、これで6冊目になり、そのうちエッセイが1冊。この『鹿男あをによし』で小説は5作目と言うことになる。エッセイは別として、どの作品も奇想天外な内容である。そして順番に関西の各府県が舞台となっている。「鹿」と「あをによし」となると、今回読んだのは奈良県が舞台となっていることは、分かりやすい。最近映画化された『プリンセス・トヨトミ』は大阪が舞台である。

奇想天外な物語は、あまり読む機会が無いけれど、そういう小説に対する僕が持っているイメージはこんなふうなものだ。設定が奇想天外であるなら、主人公も不思議な力を持っていたりして、すごい超能力者だったりする。この『鹿男あをによし』も他の万城目さんの作品も、登場人物はごく普通の人間なのである。このあたりが、奇想天外な設定だけど、身近な物語に感じられる理由かも知れない。

これから読む方のために、ストーリーには敢えて触れないけれど、400ページを越える小説なのに、早くも読み終えることができたのは、とても面白いことと万城目さんの文章が抵抗無くすらすらと頭の中に入ってくるからである。一番面白かったのは、剣道の試合の場面だったかも知れない。小説の中の登場人物と一緒にハラハラしたり、ワクワクしたりする感覚を共にした。

滋賀県を舞台とする最新作『偉大なる、しゅららぼん』に関しても、大いに期待している。
(88冊目/2011年)


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