老いの才覚

投稿者: | 2011年5月13日

『老いの才覚』曽野綾子

新書のベストセラー本を読んだ。歳を取っていくこと、老年からの生活のことなど、「老い」をテーマとした本は多い。同じような本を集めてみると、きっと読み切れないくらい沢山あるんだと思う。人間として永遠のテーマなんだろうし、平均寿命が延びている時代の課題でもあるわけだ。僕自身も老年へと着実に近づいているわけであるから、他人事ではない。

老いの才覚』というタイトルであるから、内容もある程度示している。老いるということは、それなりにいろんな経験をしていて、知恵も身に付けているわけである。老いて体が言うことをきかなくなってきても、それを知恵で補って生きていこう、みたいな内容である。体のことだけでなく、周囲の人との付き合い方も変えていくし、考え方も変えていく。そのとおりだと思ったのは、例えば電車での老人の態度の話。当然の権利みたいに我先にと席を確保する態度である。老人だから当然というのは良くないというのが、著者の主張である。もちろん、老人に席を譲ることを否定しているわけではなく、権利ばかり主張する老人にならない方が良いという著者の考えである。お金に困っていないなら、バスなどが無料になる権利も使わない方が良いのではないか。僕らしい年の取り方ができたら良いなと思える本だった。
(52冊目/2011年)

 


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