うりずん

投稿者: | 2011年3月19日

『うりずん』吉田修一

本というのは、心に余裕が無いと読めないものだと思う。計画停電の影響もあり、朝早く家を出て遅れ気味の電車にたっぷり乗って通勤している。いつもより本を読む時間は長い気がするが、全然読み進められないことが多い。いつもより混雑してくる車内の混乱や停電や余震に対する不安など、心に余裕がないせいかも知れない。心が受け入れる準備ができていない状態なのかも知れない。『うりずん』は、前半の佐内正史さんの写真集と後半の吉田修一さんのとても短い短編小説集が一緒になった本である。

ショートショートと言うべき数ページの短い小説が20編ある。だから、落ち着かない時にはちょうど良いのではないかと、鞄に入れて家を出た。でも、やっぱりなかなか読み進められない。むしろ、いつもよりもっと余裕を持って読まなければ味わえない、そんな小説なのかも知れない。ゆったりとした休日の午後、コーヒーでも飲みながら、手にした方が良さそうな写真集&短編小説集だった。
(35冊目/2011年)


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