初恋温泉

投稿者: | 2011年3月7日

『初恋温泉』吉田修一

またまた一気読みしてしまった。朝読み始めて、通勤の往復でほとんど読んでしまい、残った十数ページをさきほど読み終えた。それだけ面白い本だったし、読みやすい文章が相性が良いっていうことだと思う。『初恋温泉』は、5つの短編小説から成る。それぞれ温泉やお風呂のある旅館を舞台にした物語である。旅館が舞台と言っても、日常を離れて旅に出て泊まるという意味での舞台で、旅館の女将が主人公だったりするわけじゃない。どの物語も男女が日常を離れて、温泉旅館(ひとつだけ温泉じゃないところがあった)などに泊まり、日常では気付かないものに気付く、そういう話である。一番いいなと思ったのは、最後の「純情温泉」か最初の「初恋温泉」だろう。でも、『東京湾景』のようなインパクトがある物語ではなく、もっとサラッとした清々しささえ感じる物語が多かった。物足りなさを感じるかも知れないほど、サラッとした物語だ。そういう感じの小説も好きだから、僕としては楽しく読むことができたのだけど。
(30冊目/2011年)


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