ノルウェイの森(下)

投稿者: | 2010年4月17日

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 僕がこの本を読もうと思ったのは、『1Q84』がブレイクしていて、読んでみたいなと思ったからである。なぜすぐに『1Q84』の方を読まなかったのかと言うと、ずいぶん前に村上春樹さんの本を最後まで読めなかった経験があるからだ。実際は村上春樹さんの本だからという理由ではなく、他の本だってまともに最後まで読めなかった。それだけ読書は苦手な人間だったわけで、それでも読みたいと思った本が村上春樹さんの本だったわけである。
 そんな呪縛から脱出するために、以前読めなかった『ノルウェイの森』をまずは読んでみることにした。そして今日下巻を読み終えて、見事呪縛を解くことができたというわけである。
 さてこの物語も主人公がある呪縛に苦しみ、過去のある出来事をずっと引きずっている。最終的にその呪縛を自らの手で、或いは誰かの力を借りて解くことができるかどうか、そういうことを気にして読み進めて行った。今日横浜からの帰りの電車で読み終えたが、何ともどちらとも考えられる終わり方だった。呪縛を解くことができたと思ったものの、自分が今どこにいるのかを見失っていたりする。
 世の中の村上春樹さんファンの方なら、この終わり方をどう見るかは、おわかりなんだろう。でも、村上春樹さんの本を初めて最後まで読み終えた初心者にとっては、何とも難しい終わり方だったように思う。でも、だからと言って村上春樹さんの本を読むのをやめるかと言うと、そうではない。他の本も読むことになると思う。
 「違うだろう」と言われそうだけど、この前読んだ白石一文さんの小説とどこか共通点がある気もした。かなり苦労して読み終えた白石一文さんの長編だが、読んでしばらくして他の本も読んでみようかなと思い始めていた。この本は読むのには苦労しなかったものの、何だか共通した部分を感じているのである。
(11冊目/2010年度)

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